「修辞」という思想 : 章炳麟と漢字圏の言語論的批評理論

林少陽 著

章炳麟の言語理論を詳しく紹介しながら、漢字圏の批評伝統より「辞を修め、其の誠を立つる」という理念を復活させ、近代化が抑圧してきた「文」の脱構築的機能の再生をめざす意欲的論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 漢字圏批評理論のために
  • 第1部 漢字圏批評概念としての「文」と「修辞」(「文」の「学」を論ず-漱石『文学論』の問い
  • 「修辞」と「レトリック」-近代的修辞学・文法学の確立との関連において
  • 日本における批評概念としての「修辞」-荻生徂徠の「古文辞学」とその「修辞」解釈 ほか)
  • 第2部 近代中国の文脈における音声中心主義-「文」と「修辞」の衰弱として(中国の民族主義と言語の近代
  • 歌謠徴集運動における「声」と「音」-「歌謠」と「新詩」という近代的白話・国語運動のための装置
  • 文と政治、美と倫理の間に-声への反省と活用としての三〇・四〇年代 ほか)
  • 「和而不同」・君子=他者の共和国へ-アーレントと章炳麟

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「修辞」という思想 : 章炳麟と漢字圏の言語論的批評理論
著作者等 林 少阳
林 少陽
書名ヨミ シュウジ ト イウ シソウ : ショウ ヘイリン ト カンジケン ノ ゲンゴロンテキ ヒヒョウ リロン
出版元 白澤社 : 現代書館
刊行年月 2009.11
ページ数 381p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7684-7927-8
NCID BB00394519
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全国書誌番号
21684002
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言語 日本語
出版国 日本
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