江戸の本屋さん : 近世文化史の側面

今田洋三 著

江戸時代のはじめ京都で、出版業は始まった。次いで大坂で、やがて江戸でも、本の商売が興隆する。読者層が拡がる。書目が変わる。統制の制度がつくられ、須原屋とか蔦屋とか、本屋たちの新しい経営戦略が展開される-出版を軸にして近世という時代とその文化を見直すとき、既存の歴史観の殻がやぶける。新しい近世研究を促した名著、待望の再刊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 京都町衆と出版(京都書林の十哲
  • 活字版から整版へ
  • 町衆と出版文化)
  • 2 元禄文化と出版(ベストセラーとしての西鶴本
  • 元禄の読者
  • 元禄出版界の発展と限界
  • 出版統制のはじまり)
  • 3 田沼時代の出版革新(上方に対抗する江戸出版界
  • 世界に目をむけた須原屋市兵衛
  • 近代出版の先駆者・蔦屋重三郎
  • 寛政改革の中の蔦重)
  • 4 化政文化と出版(続発する筆禍事件と禁書
  • 化政期出版業の明暗
  • 貸本屋の活動)
  • 5 幕末の出版(須原屋茂兵衛を追って
  • 須原屋茂兵衛の盛運
  • 近代コミュニケーション形成の前提

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 江戸の本屋さん : 近世文化史の側面
著作者等 今田 洋三
書名ヨミ エド ノ ホンヤサン : キンセイ ブンカシ ノ ソクメン
シリーズ名 平凡社ライブラリー 685
出版元 平凡社
刊行年月 2009.11
ページ数 268p
大きさ 16cm
ISBN 978-4-582-76685-1
NCID BB00171004
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全国書誌番号
21699000
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言語 日本語
出版国 日本
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