山城むつみ 著
「書くこと」でいかに「戦争」と拮抗しうるのか-。小林秀雄、坂口安吾、保田與重郎の戦時下における著述を丹念に辿ることで、時局に追従する言説と彼らとの距離を明らかにし、保田の『万葉集の精神』を起点に、日本文を成立せしめた「訓読」というプログラムの分析へと遡行する。気鋭の批評家による「日本イデオロギー」の根底を撃つ画期的試み。群像新人文学賞受賞作を収めた第一評論集。
「BOOKデータベース」より
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