持株会社と日本経済

下谷政弘 著

日本経済が今ドラスティックに変質しつつある。独占禁止法が禁止してきた持株会社の事実上の解禁であり、それに伴う「法人資本主義」から「ファンド資本主義」への転換である。生き残りをかけた経営統合により業界は再編され市場の寡占化が進んだ。本書は、バブル崩壊後の日本企業の変貌ぶりを豊富な事例に基づいて検証。持株会社制度についての歴史的かつ理論的な検討を加え、持株会社と持株会社化の本質を浮き彫りにし、日本社会の今後のあり方を問う本格的考察である。論じられることの少なかったホールディング・カンパニーについて根源的に考察し平易に論述したタイムリーな一書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 日本の株式所有
  • 第2章 原始独占禁止法と持株会社の禁止-その九条と十条
  • 第3章 持株会社の解禁
  • 第4章 H‐formかM‐formか-持株会社の経済学
  • 第5章 持株会社とは何か-「エンドレス機構」としての役割
  • 第6章 内部組織の再編と持株会社
  • 第7章 企業の経営統合と持株会社
  • 第8章 ふたたび「持株会社」とは何か

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 持株会社と日本経済
著作者等 下谷 政弘
書名ヨミ モチカブ ガイシャ ト ニホン ケイザイ
出版元 岩波書店
刊行年月 2009.6
ページ数 261p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-023465-8
NCID BA90403154
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全国書誌番号
21625861
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言語 日本語
出版国 日本
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