世界文学全集  2-07

池澤夏樹 編

不思議な予知能力をもつ美少女クラーラは、緑の髪をなびかせ人魚のように美しい姉ローサが毒殺され、その屍が密かに解剖されるのを目の当たりにしてから誰とも口をきかなくなる。9年の沈黙の後、クラーラは姉の婚約者と結婚。精霊たちが見守る館で始まった一族の物語は、やがて、身分ちがいの恋に引き裂かれるクラーラの娘ブランカ、恐怖政治下に生きる孫娘アルバへと引き継がれていく。アルバが血にまみれた不幸な時代を生きのびられたのは、祖母クラーラが残したノートのおかげだった-幻想と現実の間を自在に行き来しながら圧倒的な語りの力で紡がれ、ガルシア=マルケス『百年の孤独』と並び称されるラテンアメリカ文学の傑作。軍事クーデターによって暗殺されたアジェンデ大統領の姪が、軍政下で迫害にあいながらも、祖国への愛と共感をこめて描き上げた衝撃のデビュー作。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 世界文学全集
著作者等 Allende, Isabel
木村 栄一
池沢 夏樹
木村 榮一
アジェンデ イザベル
書名ヨミ セカイ ブンガク ゼンシュウ
書名別名 La casa de los espiritus

精霊たちの家
巻冊次 2-07
出版元 河出書房新社
刊行年月 2009.3
ページ数 586, 3p
大きさ 20cm
付随資料 1枚.
ISBN 978-4-309-70959-8
NCID BA89327026
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全国書誌番号
21562922
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 スペイン語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
精霊たちの家 イサベル・アジェンデ, 木村榮一
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