ギリシア悲劇 : 人間の深奥を見る

丹下和彦 著

後世に残されたギリシア悲劇は、三三篇のみで、しかも、そのすべてが紀元前五世紀に創作・上演されたものである。宗教性、文芸性、社会性、いずれの面からしても、当時のポリス・アテナイの独自性と不可分のものであったこれらの演劇が、時代と場所を異にする場でも、人間を考えるための普遍性を維持しているのはなぜだろうか。本書は、代表的な一一篇の豊かな内容に分け入りながら、その魅力と奥深さを探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 ギリシア悲劇とは何か
  • 第1章 自由こそ-アイスキュロス『ペルシア人』
  • 第2章 法の正義-アイスキュロス『オレステイア』三部作
  • 第3章 人間讃歌-ソポクレス『アンティゴネ』
  • 第4章 知による自立-ソポクレス『オイディプス王』
  • 第5章 情念の奔流-エウリピデス『メデイア』
  • 第6章 病める知-エウリピデス『ヘレネ』
  • 第7章 懐疑、そして反乱-エウリピデス『キュクロプス』、『オレステス』、『バッコスの信女』
  • 終章 精神史としてのギリシア悲劇

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ギリシア悲劇 : 人間の深奥を見る
著作者等 丹下 和彦
書名ヨミ ギリシア ヒゲキ : ニンゲン ノ シンオウ オ ミル
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論新社
刊行年月 2008.2
ページ数 366p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-101933-2
NCID BA84959226
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全国書誌番号
21404444
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言語 日本語
出版国 日本
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