野坂昭如 著
九州の入海をながめる丘陵の、最も峻嶮な峠「骨餓身」。昭和初期、その奥にある葛炭坑を舞台に繰り広げられる近親相姦の地獄絵、妖しく光る異常な美の世界。磨き上げられた濃密な文体で綴られる野坂文学の極致。衝撃の表題作の他、「人情ふいなーれ」「同行二人」「マイ・ミックスチュア」「当世ますらお団」「ああ奇怪大綬章」「紀元は二千六百年」を収録。
「BOOKデータベース」より
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