禅キリスト教の誕生

佐藤研 著

禅とキリスト教との単なる比較でも架橋でもなく、宗教性のさらに深い次元を拓こうとする志向と動向に与えられた名、「禅キリスト教」。坐禅のヨーロッパへの浸透に取材し、聖書を公案として読む-禅に保存された根源的体験の光に照らすとき、十字架の出来事と復活信仰の成立とが再生する、初発の体験のリアリティとは何か。キリスト教の歴史的ダイナミックスを参照することで、禅の言葉が獲得する、新しい文脈と構造とは何か。キリスト教の再定義と禅の宗教思想としての再定位、これらを楕円の二つの焦点とする、宗教的なるものをめぐる新しいヴィジョンの誕生。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 キリスト教の再定義(なぜヨーロッパで禅か-あるいは「禅キリスト教」の可能性
  • 個を超えて一へ-現代ヨーロッパのキリスト教
  • 伝統の継承と革新-キリスト教のゆくえ
  • 「復活」信仰の成立 ほか)
  • 2 "禅キリスト教"の誕生へ(ヨーロッパの参禅者と「キリスト教」-アンケート調査結果
  • 禅とグノーシス主義
  • 『トマス福音書』と禅
  • 禅とキリスト教の合焦点 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 禅キリスト教の誕生
著作者等 佐藤 研
書名ヨミ ゼン キリストキョウ ノ タンジョウ
出版元 岩波書店
刊行年月 2007.10
ページ数 236p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-023670-6
NCID BA83675449
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全国書誌番号
21324121
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言語 日本語
出版国 日本
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