日本を教育した人々

齋藤孝 著

極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだったのだろうか。日本を教育したといえる、松下村塾の吉田松陰、慶応義塾の福沢諭吉、木曜会の夏目漱石、戦後日本人に巨大な影響を与えた司馬遼太郎を例に、彼らの言説と行動の教育作用の分析をとおして、その問いに答える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 吉田松陰と沸騰する情熱の伝播(革命家の孵化器「松下村塾」
  • 漢学に培われた松陰の日本語能力 ほか)
  • 第2章 福沢諭吉の「私立」という生き方(いまだに影響力を持つ実際的な教育者
  • カラリとした精神と合理的な性格 ほか)
  • 第3章 「夏目漱石」という憧れの構造(教師に不向きな教育者
  • 近代日本語の土台をつくる ほか)
  • 第4章 日本史をつなぐ司馬遼太郎(「日本人とは何か」という問い
  • 日本人としてのアイデンティティを教える ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本を教育した人々
著作者等 齋藤 孝
書名ヨミ ニホン オ キョウイクシタ ヒトビト
シリーズ名 ちくま新書
出版元 筑摩書房
刊行年月 2007.11
ページ数 205p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06390-8
NCID BA83635502
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全国書誌番号
21348914
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言語 日本語
出版国 日本
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