探偵小説の論理学 : ラッセル論理学とクイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説

小森健太朗 著

探偵小説における論理とは何か?不可解な謎に対する筋の通った合理的な説明が与えられたとき、「論理的」であると探偵小説読者は感じる。しかし、ここでいう「論理」とは論理学でいう「論理」のみならず、別の要素が介在している。探偵小説における「論理」を捉えるためには、遡って論理学の「論理」を捉え返す必要がある。ラッセル論理学に基づき、エラリー・クイーンなどの探偵小説における論理を論考する。新しい時代のミステリとコードの変容の係わりを考察し、新しい時代への対応法を大胆に提言する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 現代論理学の形成と動向-ラッセルの論理哲学を中心として(ロゴスから論理へ
  • フレーゲとラッセルの論理学的革新
  • ラッセルの記述理論の意義 ほか)
  • 第2部 探偵小説の論理と公理(ホームズ物語と「モルグ街」の論理
  • 詭弁論理とチェスタトンの逆説論理
  • ヴァン・ダインによる探偵小説二十則 ほか)
  • 第3部 ロゴスコードの変容と論理物語の新潮流(パウル・ティリヒの別の箱-新時代の物語受容の変化についての一考察の試み
  • ロゴスコードの変質と現代の探偵小説
  • モナドロギーからの西尾維新へのアプローチ ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 探偵小説の論理学 : ラッセル論理学とクイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説
著作者等 小森 健太朗
小森 健太郎
書名ヨミ タンテイ ショウセツ ノ ロンリガク : ラッセル ロンリガク ト クイーン カサイ キヨシ ニシオ イシン ノ タンテイ ショウセツ
出版元 南雲堂
刊行年月 2007.9
ページ数 291p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-523-26467-5
NCID BA8335902X
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全国書誌番号
21394705
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言語 日本語
出版国 日本
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