象徴天皇という物語

赤坂憲雄 著

象徴とは何か。象徴天皇制とは何か。根底から問われることのなかったこの問いに真正面から取り組み、あいまいさのぬぐえぬこの制度を支えたイデオロギーの系譜を緻密に検証する。前半では、象徴天皇制のいわば生みの親となった津田左右吉と和辻哲郎の論考や、象徴天皇制を歴史的見地から補強しようとした石井良助の天皇不親政論、「象徴」という器に独自の美学を盛り込もうとした三島由紀夫の天皇論を論じる。後半では、大嘗祭に天皇制の宗教的な核を見出した柳田国男と折口信夫の論を分析する。象徴天皇制の根源に厳しく迫り、天皇論の基本図書となった名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 神と人間のはざまに
  • 象徴
  • 全体意志
  • 不親政
  • 文化概念
  • 村の祭り
  • 天皇霊
  • 象徴の涯てに

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 象徴天皇という物語
著作者等 赤坂 憲雄
書名ヨミ ショウチョウ テンノウ ト ユウ モノガタリ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2007.10
ページ数 247p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09099-7
NCID BA83340269
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全国書誌番号
21355345
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言語 日本語
出版国 日本
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