拘束が解かれた2003年から2004年にかけてアントニオ・ネグリが精力的に世界の各地で行った講演が一冊に。グローバリゼーションが進む現代のさまざまな「運動」を横断し、それらの「運動」が呈している分節化の状況とそこから生み出されるオルターナティヴについて語る一方、『"帝国"』についての諸相を辿りなおし、ポスト社会主義の政策を展望する。"帝国"の時代における国家、社会、経済、そして人間のゆくえは!『マルチチュード』以降の道標として、政治哲学者にして革命運動家でもあるネグリの思想の最も熱い部分を明快かつ簡潔に。本邦初訳。
「BOOKデータベース」より