募集株式発行の効力論

岡本智英子 著

二〇〇六年五月一日施行の会社法は、事前規制から事後規制への舵を切った。取締役等の責任を追及する訴えはもちろんのこと、会社法八二八条以下の「会社の組織に関する訴え」も、今後ますます重要になると考えられる。「会社の組織に関する訴え」において、無効事由等は明文化されていないため、解釈によらざるを得ない。本書は、「会社の組織に関する訴え」のひとつである、募集株式発行の効力を争う訴えについて、検討するものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 平成一七年改正前商法上における新株発行の効力を争う訴えの議論の展開(新株発行差止請求権における差止事由
  • 新株発行無効の訴えにおける無効事由
  • 新株発行不存在確認の訴えにおける不存在事由
  • 対立の原因
  • 社団法上の法律行為としての新株発行行為の構造)
  • 第2編 会社法における募集株式発行の効力を争う訴えの検討(会社法における募集株式発行
  • 社団法上の法律行為としての募集株式発行行為の構造
  • 募集株式発行における差止事由・無効事由・不存在事由)
  • 第3編 判例研究(「著シク不公正ナル方法」と第三者割当増資
  • 商法二八〇条ノ三ノ二の規定に違反する新株発行の効力
  • 新株発行不存在確認の訴えの出訴期間
  • 新株発行不存続確認の訴え
  • 新株発行不存在確認の訴えにおける不存在事由)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 募集株式発行の効力論
著作者等 岡本 智英子
書名ヨミ ボシュウ カブシキ ハッコウ ノ コウリョクロン
シリーズ名 関西学院大学研究叢書 第119編
出版元 税務経理協会
刊行年月 2007.3
ページ数 211p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-419-04927-0
NCID BA81665998
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全国書誌番号
21230251
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言語 日本語
出版国 日本
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