公民の民俗学

大塚英志 著

日本民俗学の発生から初期の展開をつぶさに検証し、「伝統」なるものの恣意性を鋭く穿つ。「愛国人」「教育」問題をめぐる議論の根幹に一石を投じる警世の書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序 「伝統」と「公共」の相克-柳田民俗学と教育基本法
  • 第1章 「母性」をめぐる伝統はいかに作られたか(民俗学者は何故、架空の血筋を求めたのか
  • 日本人は母性が強い民族だから母子心中をするのか)
  • 第2章 「妖怪」とはいかに語られたか(多民族国家論としての「妖怪」論
  • 植民地帰順論としての「妖怪」論
  • 「幽霊」の国家管理)
  • 第3章 「愛国心」は「郷土」と「ムー大陸」へ向かった(「ユダヤ人」から「公民」へ
  • 「郷土人」の気持ちは「外人」にわかるか
  • ナチズムと民俗学)
  • 終章 可能性としての「公民の民俗学」
  • 付論 「重ね撮り」写真とナチス民俗学-「日本民俗学」はいかに創られたか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 公民の民俗学
著作者等 大塚 英志
書名ヨミ コウミン ノ ミンゾクガク
書名別名 「伝統」とは何か
出版元 作品社
刊行年月 2007.3
版表示 改訂新版
ページ数 213p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-86182-116-5
NCID BA81111169
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全国書誌番号
21203470
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言語 日本語
出版国 日本
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