後白河法皇

棚橋光男 著

源頼朝に対抗し、守旧勢力を巧務に操った老獪な"大天狗"。はたまた『梁塵秘抄』を編纂した粋狂な男。後白河がいなければ、天皇制は存続しなかったかもしれない。古代王権を中世王権へと再生させるために、法皇は何を考えていたのか?王権の機能を再編成し、文化情報の収集・独占と操作の意味を透視した天才の精神に迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 後白河論序説(悪左府頼長-偏執と狂気
  • 少納言入道信西-黒衣の宰相の書斎を覗く
  • 法皇後白河-梁塵秘抄・蓮華王院宝蔵・流転の「皇居」
  • 「『人格的靱帯="縁"のネットワーク』の科学」のためのメモ)
  • 第2章 後白河王権期の都市京都-『方丈記』に見るイメージ(火宅都市
  • 方丈の庵
  • 安元の大火
  • 養和の大飢饉
  • 後白河の新制と都市法)
  • 第3章 中世国家の成立(三つの段階
  • 職と職の体系
  • 中世国家の成立
  • 平氏の台頭
  • 鎌倉幕府の成立)
  • 第4章 『参天台五台山記』-日宋交流史の一断面(成尋の家系
  • 日宋の交通ネットワーク
  • 東アジアの知的交流世界)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 後白河法皇
著作者等 棚橋 光男
書名ヨミ ゴシラカワ ホウオウ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 2006.8
ページ数 281p
大きさ 15cm
ISBN 4061597779
NCID BA77988428
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全国書誌番号
21087464
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
故・棚橋光男の人と仕事 高橋昌明
解説 棚橋 光男
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