プラグマティズムの思想

魚津郁夫 著

9.11以後、アメリカの思想は変貌してしまったのか。ピルグリム・ファーザーズから現代まで、弛まず築き上げられてきたアメリカの伝統思想は、さまざまな人種の移民により形成されてきた社会ゆえに、一つの原理によって統一する一元論ではなく、相互に違った価値観を認めあう多元主義であった。それは、「体系を排すること、眼前の事実を重視すること、物事の理由を権威にたよらず独力で探求し、結果をめざして前身すること、定式をとおして物事の本質を見ぬく」プラグマティズムである。パース、ジェイムズ、ミード、デューイ、モリス、ローティーなど、その思想の展開とこれからの可能性を探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 現代アメリカ思想の背景
  • プラグマティズムの登場
  • パースの「探求」と真理
  • パースと記号論
  • パースの「アブダクション」と可謬主義
  • ジェイムズと真理
  • ジェイムズと宗教
  • ジェイムズの「純粋経験」と多元論
  • ミードの「社会的行動主義」と言語論
  • ミードと自我論
  • デューイの「道具主義」と教育論
  • デューイと真理と宗教
  • デューイと善と美
  • モリスの思想とクワインの思想
  • ローティーのプラグマティズム-全体をふりかえって

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 プラグマティズムの思想
著作者等 魚津 郁夫
書名ヨミ プラグマティズム ノ シソウ
書名別名 現代アメリカ思想
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2006.1
ページ数 342, 8p
大きさ 15cm
ISBN 4480089624
NCID BA75088743
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20987484
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想