こころの問題に、医学は今後どのように取り組んでいくのか。脳神経科学、精神医学、心理学など諸分野の第一人者が論じます。脳の活動を画像化する技術の進展は、システムとして脳を捉えることを可能にしつつあります。直観といったこころの高度な働きについても、そのメカニズムが見えてきました。メカニズムの理解は、精神疾患への取り組みに新たな光を当てています。同時に、人全体を捉える精神医学の可能性を示し、認知療法など新しい視点を紹介します。シンポジウム「二一世紀医学フォーラム・京都」をもとに編集。
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