女性天皇論 : 象徴天皇制とニッポンの未来

中野正志 著

「女性天皇を論じることは、パンドラの箱を開けることになる。天皇とは何か、天皇制とは何かという根源的な問題にぶつかる」。だから踏み入らずにいた。女性天皇容認論は明治初期から唱えられていた。ところが、第二次大戦後、男女同権の風潮が強まる中でも、皇室典範に皇位継承を男系男子に限定する規定は温存された。はたして、何が女性天皇実現を阻んでいるのか?本書では、数多の文献を渉猟し、男系男子継承の根拠となる「万世一系説」や「女帝『中継ぎ』説」を徹底的に洗い直し、象徴天皇制そのものが抱える矛盾点をつぶさに検証、摘出する。「お世継ぎ」問題をきっかけに噴出した感情的賛否両論を排し、迫り来る「皇室の危機」に対する現実的解決策を提言。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序 新しい視座からの探求
  • 第1章 雅子妃「お疲れ」問題の深層
  • 第2章 矛盾を抱えてスタートした象徴天皇制
  • 第3章 女性天皇が排除された理由
  • 第4章 女帝の世紀
  • 第5章 女系がつないだ皇統の隙間
  • 第6章 つくられた万世一系
  • 第7章 危機に立つ最古のシステム
  • 第8章 皇室典範改正試案と憲法の今後

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 女性天皇論 : 象徴天皇制とニッポンの未来
著作者等 中野 正志
書名ヨミ ジョセイ テンノウ ロン : ショウチョウ テンノウセイ ト ニッポン ノ ミライ
シリーズ名 朝日選書 760
出版元 朝日新聞社
刊行年月 2004.9
ページ数 312p
大きさ 19cm
ISBN 4022598603
NCID BA68529587
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全国書誌番号
21059479
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言語 日本語
出版国 日本
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