越後島研一 著
日本人にとって「居心地のよい空間」の理想型が京都や奈良の古建築にあるとしても、そのような建物は私たちのまわりに多くはない。それは日本の建築家たちが数十年にわたって、新しい、性格の違う空間をめざしてきたからである。ル・コルビュジエが完成させた西欧近代様式の単なる模倣から、日本の伝統との融合がはかられ、丹下健三や安藤忠雄らが世界的評価を得るに到るまでの、日本の現代建築の特質と魅力をさぐる。
「BOOKデータベース」より
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