異端の数ゼロ : 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念

チャールズ・サイフェ 著 ; 林大 訳

本書は、史上もっとも危険な概念-ゼロの"伝記"である。バビロニアに生まれたゼロは、そのなかに潜む"無"と"無限"ゆえ、人類の知的営為を揺るがしてきた。ゼロは、古代ギリシアの諸賢によって禁じられ、キリスト教世界では異端視された。パスカル、デカルト、ニュートンらの業績の裏には常にゼロの問題が潜んでいたが、その脅威は、科学が進歩を遂げた現代でも変わりはない。ゼロを追放しなければ、一般相対性理論の無限大問題は解決できないように。歴史を通じて排除の対象でありつづけたが、消えることはなかったゼロ。有用でありながら、多くの矛盾や論理の崩壊をもたらすこの概念の全貌を、まったく新しい切り口で描くポピュラー・サイエンス。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第0章 ゼロと無
  • 第1章 無理な話-ゼロの起源
  • 第2章 無からは何も生まれない-西洋はゼロを拒絶する
  • 第3章 ゼロ、東に向かう
  • 第4章 無限なる、無の神-ゼロの神学
  • 第5章 無限のゼロと無信仰の数学者-ゼロと科学革命
  • 第6章 無限の双子-ゼロの無限の本性
  • 第7章 絶対的なゼロ-ゼロの物理学
  • 第8章 グラウンド・ゼロのゼロ時-空間と時間の端にあるゼロ
  • 第∞章 ゼロの最終的勝利

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 異端の数ゼロ : 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
著作者等 Seife, Charles
林 大
サイフェ チャールズ
書名ヨミ イタン ノ スウ ゼロ : スウガク ブツリガク ガ オソレル モットモ キケンナ ガイネン
書名別名 Zero
出版元 早川書房
刊行年月 2003.10
ページ数 267p
大きさ 20cm
ISBN 415208524X
NCID BA6400731X
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全国書誌番号
20495889
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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