明治下層記録文学

立花雄一 著

日本が国を挙げて近代化への道をひた走っていた明治10〜20年代、底辺ルポルタージュが産声をあげた。性急な近代化の矛盾とひずみが凝集した底辺社会に、はじめて目を向けたのがルポルタージュだったのである。底辺社会とは何だったのか。そこに向けられた視線はどのようなものだったのか。二葉亭四迷・田岡嶺雲・横山源之助・松原岩五郎から樋口一葉・木下尚江等にいたる底辺ルポルタージュ文学の発生と展開を総括し、「近代」の内実を考えるうえで見のがすことのできない問題を提起する。大正・昭和・現代編を増補。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 明治底辺ルポルタージュ概観-地方・都市・労働ルポルタージュ(地方下層社会ルポルタージュ
  • 都市下層社会ルポルタージュ
  • 労働(鉱山・工場)ルポルタージュ)
  • 第2章 底辺ルポルタージュ文学の発生と展開(底辺ルポの淵源と二葉亭四迷
  • 底辺ルポルタージュと日清戦後文学
  • 底辺ルポ作家と明治文学
  • 明治後期底辺ルポルタージュ)
  • 第3章 横山源之助(横山源之助と文学
  • 周辺の文学者)
  • 付 大正・昭和前期・現代の作品管見

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 明治下層記録文学
著作者等 立花 雄一
書名ヨミ メイジ カソウ キロク ブンガク
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2002.5
版表示 増補改訂版
ページ数 330p
大きさ 15cm
ISBN 4480086862
NCID BA56725340
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全国書誌番号
20286961
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言語 日本語
出版国 日本
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