幻想録

W.B.イェイツ 著 ; 島津彬郎 訳

20世紀最大の詩人のひとりW.B.イェイツは、千変万化する現象界に目を注ぐ一方、その奥に時空を超えて存在する神秘な世界を垣間見、心の二元性に逢着し、言い知れぬ苦悩を味わった。そして、彼自身の秘教的思想を披瀝する『幻想録』の体系構築を行なう。それは、生死を繰り返す人間の魂の変貌を、盈虚する月の28の相になぞらえ、「大車輪」のなかに位置する28の顕現体として動的に捉えると同時に、人間の歴史の流れをも、キリスト教文明の終わりを予期するなかで、「歴史の円錐」の動きとして把握する。イェイツの芸術、思想の真髄。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • エズラ・パウンドにあてて
  • マイケル・ロバーツとその友人の物語-彼の弟子による記録抄
  • 月の諸相
  • 第1編 大車輪
  • 第2編 象徴の完成
  • 第3編 審判に臨む魂
  • 第4編 古代人の大年
  • 第5編 鳩か白鳥か
  • 周期の終末
  • 万霊節の夜-一つのエピローグ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 幻想録
著作者等 Yeats, W. B.
Yeats, William Butler
島津 彬郎
イェイツ ウィリアム・バトラー
書名ヨミ ゲンソウロク
書名別名 A vision. (2nd ed.)
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2001.10
ページ数 511p
大きさ 15cm
ISBN 4480086625
NCID BA53908173
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全国書誌番号
20223834
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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