丸山真男『日本の思想』精読

宮村治雄 著

「である」ことと「する」こと、「タコツボ型」と「ササラ型」、「実感信仰」と「理論信仰」など、卓抜な概念が多くの人を魅了してきた岩波新書『日本の思想』には、「戦後民主主義の思想家」という既成の丸山像を揺るがす力が秘められている。日本の伝統から積極的な価値を引き出そうとした丸山「開国論」を参照系としつつ、丸山真男の果たしえなかった企図を今日において引き継ぐ力作評論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「戦中と戦後の間」-丸山真男の思想史的位置
  • 「「である」ことと「する」こと」(近代社会の論理
  • 日本近代社会の特質)
  • 「思想のあり方について」-「近代」と「開かれた社会」
  • 「近代日本の思想と文学」(「開国」問題のケース・スタディとして
  • 「開かれた知的共同体」の条件)
  • 「日本の思想」(「伝統」の多義性と「開国」への新たな視点
  • 「開国」と「日本近代」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 丸山真男『日本の思想』精読
著作者等 宮村 治雄
書名ヨミ マルヤマ マサオ ニホン ノ シソウ セイドク
シリーズ名 岩波現代文庫 : 学術
出版元 岩波書店
刊行年月 2001.1
ページ数 224p
大きさ 15cm
ISBN 4006000421
NCID BA5024299X
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全国書誌番号
20153301
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言語 日本語
出版国 日本
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