難波恒雄, 小松かつ子 編著
釈迦は、長年の苦行の末に、悟りを開くためには、心身共に健康であることが重要であることを認識したのであろう。そのためには当時のインドの医学であるアーユルヴェーダの知識を身につけ、またジーヴァカ(耆婆)のようなアーユルヴェーダの名医を身近に置いていた。釈迦の教えを説いた多くの仏典の中には、医療、衛生、食養に関する記事が大変多い。本書では、こうした仏教医学の文献的な紹介と共に、過去三年間に亙って行ってきた中国における仏教医学の現地調査の結果を紹介する。
「BOOKデータベース」より
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