江戸バレ句戀の色直し

渡辺信一郎 著

江戸時代の後半期、正調な文化に対抗する庶民文化が花開いた。俳諧に対しての川柳、和歌に対しての狂歌などがそれである。漢字では「恋句」「艶句」と書くようにエロチックな内容の川柳を「バレ句」といった。『誹風末摘花』が有名だが、バレ句は十八世紀半ばの宝暦年間から明治時代まで130年以上も続く独立した文芸運動だった。性愛へのあくなき追究と憧憬をこめた、江戸庶民によるおおらかなセクソロジー文芸のすべてを、面白く楽しく紹介する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「バレ」の意味について
  • 川柳作者たちにみる「バレ」の意識
  • 現代人は「バレ」句をどう楽しむか
  • 川柳評万句合勝句刷の末番句について
  • 川柳評万句合勝句刷の末番句鑑賞
  • 五字付け『真似鉄砲』について
  • 見利評万句合勝句刷の艶句について
  • 『誹風末摘花』について
  • 秘稿『最破礼』について
  • 『誹風神の田艸昌湯樽』の「破礼句一題」について〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 江戸バレ句戀の色直し
著作者等 渡辺 信一郎
書名ヨミ エド バレク コイ ノ イロナオシ
シリーズ名 集英社新書
出版元 集英社
刊行年月 2000.9
ページ数 235p
大きさ 18cm
ISBN 4087200558
NCID BA48331984
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全国書誌番号
20145483
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言語 日本語
出版国 日本
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