本書は、何よりも法律問題としての観点からセクシュアル・ハラスメントを考察の対象とし、その意義や本質さらには法の対応等、セクシュアル・ハラスメントをめぐる法律問題の全体像を明らかにすることを目的としている。また、それに関連して国際機関や諸外国におけるセクシュアル・ハラスメントの法規制の動向にも目を向け、考察を加えている。そして、最後に職場におけるセクシュアル・ハラスメントの防止と問題解決への対策として、働く男女がともに個人として留意すべきことや企業による防止対策のあり方等についても著者の考えを示している。
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