エロス論集

ジークムント・フロイト 著 ; 中山元 編訳

人間の記憶、判断、思考という基本的な機能は、他者との関係において初めて形成される。母親とは、子供の生物学的欲求を満たしつつ、"エロス"的な関係を結び合う最初の他者なのである。しかし、いつまでも母親との双数的関係にとどまっているわけにはいかない。父親という第三者の介入によるエディプス・コンプレックスや去勢コンプレックスを克服しながら、自我のうちに「法」の審級を確立し、「社会」で生きることを学ばなければならない。幼児の性欲を指摘して一石を投じた『性理論三篇』から始めて、「ナルシシズム入門」「エディプス・コンプレックスの崩壊」など13篇を編集・新訳、エロスの理論の展開をたどる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • エロスの理論(性理論三篇
  • 幼児の性器体制(性理論への補遺)
  • リビドー理論)
  • エロスの病(神経症者の家族小説
  • ナルシシズム入門
  • メドゥーサの首-草稿
  • フェティシズム)
  • エロスと性差(エディプス・コンプレックスの崩壊
  • 解剖学的な性差の心的な帰結
  • 女性の性愛について)
  • エロスと性格(性格と肛門愛
  • 欲動転換、特に肛門愛の欲動転換について
  • リビドー的類型について)

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この本の情報

書名 エロス論集
著作者等 Freud, Sigmund
中山 元
フロイト ジークムント
書名ヨミ エロス ロンシュウ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1997.5
ページ数 446p
大きさ 15cm
ISBN 4480083456
NCID BA30699041
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全国書誌番号
98016117
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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